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疾患名から調べる|浦和の内視鏡・消化器内科 - 浦和消化器内視鏡クリニック

出血性胃潰瘍(Hemorrhagic gastric ulcer)

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出血性胃潰瘍(Hemorrhagic gastric ulcer)

出血性胃潰瘍とは:

胃潰瘍の潰瘍底と言われるに部分に血管が露出といって飛び出ることがあります。この露出した血管より出血し、吐血黒色便の原因となることがあります。出血が続いていることが予想される場合には、緊急で内視鏡検査が必要となります。

出血性胃潰瘍の場合、スコープを胃の中に挿入すると胃の内に血液や凝血塊といった血液のかたまりが見られます。この血液の海の中をスコープを用いて出血している部位である潰瘍を探します。潰瘍を探し出して血管の露出を確認します。この露出した血管から出血しているのを確認できた場合には、内視鏡でクリップや止血鉗子という道具を使って止血を行います(下図)。その場で出血は確認できないが露出した血管を確認できた場合には、予防的に露出した血管をクリップや止血鉗子を使って潰します。

出血の程度にもよりますが輸血が必要となることもあります。止血後は、再度出血することもあるため翌日に2nd lookといって再度内視鏡で止血の状態を確認します。

潰瘍自体の治療としてプロトンポンプ阻害薬(PPI)を内服します。また、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染がある場合には、除菌療法を行います。


 凝血塊の付着がある胃潰瘍  露出血管より出血を認める   

   
 止血凝固鉗子での焼灼止血    クリップを使用して追加止血