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症状から調べる|浦和の内視鏡・消化器内科 - 浦和消化器内視鏡クリニック

黒色便(タール便)がでたらどうすれば?

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黒色便(タール便)がでたらどうすれば?

黒色便とは?

黒色便は、主に胃や食道・十二指腸である上部消化管からの出血が胃酸により参加され黒色となった血液が便として排泄されることにより認められるものです。黒色便は、タール便とも言い真っ黒なコールタールに似ていることからそのように言われています。

 

黒色便の原因は?

主に胃潰瘍十二指腸潰瘍からの出血で認められることが多いです。食道や小腸からの出血でも黒色便をきたすことがあります。まれにですが、鼻からの出血を知らず知らず飲み込んでいた方で黒色便が出ていた方もいました。黒色便の原因も様々なものが考えられます。

また、貧血のお薬で鉄剤を飲まれている方も黒色様の便が出ることがあります。そのような場合には、かかりつけの医療機関もしくは消化器専門外来で相談してください。

黒色便が認められた場合には?

黒色便の原因としてはやはり胃潰瘍・十二指腸潰瘍の可能性が高いと考えられるので、早い段階で胃カメラを受ける必要があります。下図の内視鏡画像のように胃潰瘍から出血した場合には黒色便となります。潰瘍などから出血が認められた場合には、内視鏡による止血の処置が必要となることもあります。この方は、高周波装置を用いて電気的に出血部位(露出血管)を焼いて、さらにクリップというもので血管を結紮して止血を行いました。

黒色便が認められた場合には命に関わることもありますので、すぐに消化器専門外来でご相談していただく必要があります。