胃の腸上皮化生(ちょうじょうひかせい)について
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腸上皮化生とは;
胃の腸上皮化生(ちょうじょうひかせい)とは、何らかの原因によって胃の粘膜が腸の粘膜に置き換わっていくことをいいます。腸上皮化生は、胃粘膜の萎縮(萎縮性胃炎)が進行した状態で起こります。腸上皮化生がある胃では、胃がんのリスクが高いと言われています。
胃の腸上皮化生の診断は、内視鏡検査で行います。腸上皮化生は、幽門前庭部を中心に扁平な隆起が多発して認められます。
腸上皮化生と診断された場合には、ヘリコバクター・ピロリ菌の有無を検査します。ピロリ菌が陽性と診断された場合には、ピロリ菌の除菌療法を行います。腸上皮化生は、ピロリ菌を除菌してもあまり改善しないとの報告もあり、胃がんのリスクも除菌によりゼロにはならないためどちらにしても定期的な内視鏡検査をお勧めいたします。