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疾患名から調べる|浦和の内視鏡・消化器内科 - 浦和消化器内視鏡クリニック

FODMAP(フォドマップ)について

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FODMAP(フォドマップ)について

FODMAPとは:

FODMAPとは、小腸で吸収されにくい糖類の総称で、

・Fermentable(発酵性)

・Oligosaccharides(オリゴ糖)

・Disaccharides(二糖類)

・Monosaccharides(単糖類)

 and

・Polyols(ポリオール)

の頭文字から付けられたものです。FODMAPは、フォドマップと読みます。これらの糖類を多く含む高FODMAP食は、便通異常や腹痛などを起こす可能性があると言われています。

オリゴ糖(フルクタン)、二糖類(ラクトース)、単糖類(フルクトース)、ポリオール(ソルビトール、キシリトール、マンニトール)などは、小腸内で消化・吸収がされにくい糖類です。大腸内にこれらの糖類が直接流れていくと短時間で発酵しガスが産生されます。また、これらの糖類が原因で大腸内の浸透圧が高くなることで大腸内に水が引っ張られてしまい、下痢・便秘・腹部膨満感などの様々なお腹の症状がでてきます。

FODMAPが少ない低FODMAP食を摂取することで過敏性腸症候群の治療になるのではないかと言われています。豆類に含まれるガラクトオリゴ糖やタマネギに含まれるフルクタンは、健常者では腸内環境に良いと言われていますが、過敏性腸症候群の方では下痢や腹痛などの症状のトリガーになると言われています。また、長期的に低FODMAP食事療法を続けると、腸内細菌叢が変化し悪影響がでることも報告されています。

下記に高FODMAP食、低FODMAP食を記載しましたが、自分に合う食事・合わない食事があるはずです。一概にすべての高FODMAP食が悪いということはありませんのでお腹の症状でお悩みの方は自分に合わない食事を見つけていくことが大切だと思います。

  低FODMAP 高FODMAP
豆類 味噌 大豆
木綿豆腐 納豆
  絹ごし豆腐
野菜 トマト タマネギ
ブロッコリー ネギ
にんじん にんにく
きゅうり セロリ
だいこん ニラ
かぼちゃ ごぼう
なす アスパラガス
ほうれん草  
ピーマン  
乳製品 バター 牛乳
マーガリン ヨーグルト
パルメザンチーズ アイスクリーム
カマンベールチーズ プロセスチーズ
チェダーチーズ クリームチーズ
モッツァレラチーズ  
ゴルゴンゾーラチーズ  
フルーツ キウイ
みかん 洋梨
レモン リンゴ
オレンジ スイカ
バナナ
イチゴ グレープフルーツ
ブルーベリー サクランボ
パイナップル
キンカン マンゴー
ブドウ ライチ
穀物 うどん
玄米 パスタ
そば ラーメン
オートミール パン
ビーフン ケーキ
フォー ピザ
  そうめん
  トウモロコシ
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