胸焼け(逆流性食道炎・バレット食道)について
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胸焼け(逆流性食道炎・バレット食道)について
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たかが胸やけ、されど胸やけ。~胸やけは癌につながる~
胸やけや呑酸(酸っぱい液があがる)は、逆流性食道炎の特徴的な症状です。多くの逆流性食道炎は胃酸を抑えるお薬の服用で簡単に治りますが、一度内視鏡検査で詳しく調べる必要があります。ひどくなると出血や狭窄、さらに癌などが合併していることがあるからです。
バレット食道は癌化しやすい状態であり、このような癌が発生することがあります。実はこのバレット癌は欧米では現在最も多く、かつ最も予後が悪い癌と言われていますが、日本人にも増加傾向があり、学会の研究結果では年に0.8%の方に発癌を認めるという頻度となっています。
・軽症型の逆流性食道炎で胃酸を抑えるお薬で簡単に治るタイプです。ただ、放置すると次に示したような重症型に発展することがあります。
・重症型の逆流性食道炎で、持続する出血による高度な貧血と食べ物が詰まる(狭窄)症状で発見されました。
・繰り返す逆流性食道炎のために、白い部分の食道粘膜が短くなってしまうバレット食道という状態があります。
・バレット食道は癌化しやすい状態であり、このような癌が発生することがあります。
実はこのバレット癌は欧米では現在最も多く、かつ最も予後が悪い癌と言われていますが、日本人にも増加傾向があり、学会の研究結果では年に0.8%の方に発癌を認めるという頻度となっています。
また、バレット食道癌の危険因子として、胸やけ症状、年齢、肥満、高脂肪食、糖尿病、大腸ポリープや大腸癌、ピロリ菌陰性、喫煙、脊柱後湾症などがあります。
・日本人における逆流性食道炎は急激に増加しています
・逆流性食道炎の増加に伴って、バレット癌も徐々に増加しています。
胸焼け症状がある方は
以上のように、胸やけのある方は是非一度内視鏡検査を受けて頂きたいと思います。
バレット癌は一度進行するととても予後が悪いと言われておりますので、バレット食道を認めた方は内視鏡による定期検査もお勧めします。
早期で発見されれば、その予後はとても良いと言われており、ほとんどの早期癌は内視鏡治療が可能です。
また、逆流性食道炎の症状には、咳・喉の違和感・歯の不具合・胸痛・胃痛・不眠など食道以外の症状もありますので、ご心配のある方はお気軽にご相談ください。