SSL(sessile serrated lesion)・SSA/P(sessile serrated adenoma/polyp)
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SSL(sessile serrated lesion)・SSA/P(sessile serrated adenoma/polyp)
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SSL(SSA/P)とは:
良性ポリープと言われている大腸過形成性ポリープ(hyperplastic polyp: HP)の中にはがんを合併する亜型が存在し、組織学的に腺管構造の異常や粘液産生・高い細胞増殖能といった腫瘍であるSSL (sessile serrated lesion)もしくはSSA/P(sessile serrated adenoma/polyp)というものがあります。SSLはSSA/Pを含めた幅の広い名称として使用されています。SSLは、盲腸や右側結腸といった深部大腸に多いと言われています。
SSA/Pでは、がんが数%合併すると報告されており、さらに21mm以上の大きさのものでは20%以上がんが合併していたと報告もありますので無視のできないポリープの一つと考えられています。
SSA/Pは、発がんポテンシャル(がんになる可能性)があるポリープのためある一定の大きさ以上では切除が推奨されています。
画像:
SSL・通常観察 SSL・インジゴカルミン散布像 SSL・NBI観察