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疾患名から調べる|浦和の内視鏡・消化器内科 - 浦和消化器内視鏡クリニック

機能性胃腸症(Functional dyspepsia)

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機能性胃腸症(Functional dyspepsia)

機能性胃腸症とは:

機能性胃腸症とは、胃カメラなどの検査でとくに悪いところがないにも関わらず、胃の不快感や痛み・食後の膨満感や胃もたれ・食欲不振などの症状がでる病気のことを言います。その多くは、消化管の運動や知覚の異常が症状として出てくるものと考えられています。

機能性胃腸症は、命に関わることがなく、実際の診療ではその症状の緩和を目的に治療が行われています。機能性胃腸症は、胃の動きが悪くなる運動機能障害やストレスなどの社会的要因による原因が考えられます。

治療としては、まずは食事内容や生活習慣の見直しが大事です。胃腸に負荷の少ない食事・飲み物を摂ることに気をつけて、暴飲暴食を避けます。症状があるときには、コーヒーや緑茶などのカフェイン・揚げ物などの油物などを避け、うどんやお粥などの胃腸にやさしいものを食べるのがいいでしょう。症状の改善が見られない場合には、胃酸を抑える胃薬(プロトンポンプ阻害薬)や胃の動きを調整する薬(モサプリド)や漢方薬などを使用します。また、近年アコファイド(アコチアミド塩酸塩水和物)が登場し機能性胃腸症のお困りの方によく使用されています。

機能性胃腸症と診断されるものの中には、一部がんなどの生命予後の悪い病気が潜んでいることもあるため、その診断には注意が必要と言われています。機能性胃腸症と診断されたが、とくに検査などを受けたことが無いという方は、一度専門外来でご相談ください。