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疾患名から調べる|浦和の内視鏡・消化器内科 - 浦和消化器内視鏡クリニック

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)について解説

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大腸内視鏡検査(大腸カメラ)について解説

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)について

大腸内視鏡検査を受ける意義: 大腸カメラは、スコープを深部大腸まで挿入し、全大腸を隈なく観察します。大腸癌の診断だけではなく、大腸ポリープの切除も兼ねることができます。ポリープを切除することは大腸癌の予防にもなるため、極めて重要な検査方法と考えられています。とくに大腸癌は若年化しており、40 歳代 ~ 50歳代の働き盛りの方々に受けていただきたい検査の一つです。

大腸癌: 大腸癌は世界的にも増加傾向で、癌腫の中では第3番目に診断されることの多いものです。特に日本では罹患率および死亡率ともに増加しています。欧米諸国に比べても高い率となっており、大腸癌の早期発見・早期診断が益々重要となっています。
日本においては大腸癌検診受診率が他国と比べて非常に低い率となっているため、早期の段階での大腸癌の拾い上げが我々内視鏡医の最大の課題となっています。検査については担当医にご相談ください。

早期大腸癌: 早期の大腸癌として側方発育型腫瘍の非顆粒型 (LST-NG) は扁平な腫瘍で見逃しやすい病変の一つです。また LST-NG は浸潤癌が多いため、より早期での発見・治療が望ましいと考えられています。丁寧な観察をすることで見逃し病変を最小限にすることが可能です。
適切な観察時間は病変の発見率につながると報告されており、当クリニックでは見逃し病変を少なくするため、近位大腸で 4 分以上・遠位大腸で 3 分以上かけて腸管内の観察をするよう心がけています。

大腸ポリープ: 大腸ポリープにはいくつか種類がありますが、基本的には大腸腺腫と言われるものが大腸ポリープとなります。大腸腺腫は大腸癌の前癌病変と言われておりますが、内視鏡での切除が可能です。大腸腺腫を内視鏡的に切除することで大腸癌の罹患率を70~90%低減させ、予防することが可能であると報告されています。

大腸ポリペクトミー: 大腸ポリープは検査時に切除が可能です。大きいポリープとなりますと入院での切除が必要となるため入院施設のある病院へご紹介することとなります。その場でポリープ切除をご希望される方は担当医ないし看護師にお伝えください。
また、並存疾患ないし抗血栓薬(クロピドグレル・ワーファリンなど)を内服されている患者さんですと治療の制限があるため、内服の調節が必要となります。当クリニックの医師は抗血栓薬の取り扱いに慣れていますので、お気軽にご相談ください。