ピロリ菌陰性胃がん(H. pylori-negative gastric cancer)
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ピロリ菌陰性胃がん(H. pylori-negative gastric cancer)
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ピロリ菌陰性胃がんとは:
胃がんのほとんどはヘリコバクター・ピロリ菌が胃に感染することに関連して発生するといわれています。一方、ピロリ菌が感染していない胃粘膜に胃がんができることが報告されており、全胃がんのおおよそ1%程度といわれています。
ピロリ菌陰性胃がんは、印鑑細胞がんという種類のがんであることが多く「体部腺」と「幽門腺」の境界領域にできやすいと言われています。「体部腺」と「幽門腺」の境界領域とは、おおよそ胃角と言われる部位にあることが多いです。ピロリ菌陰性の胃粘膜では、ピロリ菌陰性胃がんがないかどうかこの胃角のあたりをしっかりと内視鏡で観察することが必要です。
確率的には低いですが、ピロリ菌の感染が無い胃でも胃癌できますのでピロリ菌の感染が無いと言われた方でも定期的な内視鏡をすることをお勧めします。早期に病変を発見することで、内視鏡での治療が可能です。
ピロリ菌陰性胃がん・通常観察 ピロリ菌陰性胃がん・NBI観察
ピロリ菌陰性胃がん・通常観察 ピロリ菌陰性胃がん・NBI観察