胃がん(Gastric cancer)
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胃がん(Gastric cancer)
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胃がんとは:
胃がんは胃内にできる悪性腫瘍で、日本国内では減少傾向にはありますが、依然として罹患数は2位、死亡数3位となっている重要な悪性腫瘍の一つです。
胃がんは、早期の場合にはほとんど症状はありませんが、進行していくと胃部の不快感・食欲不振・胸焼け・吐気・嘔吐・体重減少などの症状がでてきます。また、進行するとがん部分から出血することがあり貧血や黒色便・下血などの原因となります。症状がでる前に節目節目で内視鏡検査を受けて頂くのが肝要です。お勧めするのは、40歳で最初に受けて頂き、その後3~5年ごとに受けて頂くのが理想的です。
診断は、内視鏡検査で直接胃を診ることやCTなどの画像検査で発見されることがあります。胃の内視鏡検査の場合には、直接胃の中を内視鏡で観察し、がんが発見された場合には生検鉗子という道具を使用して組織を採取します。採取された組織は、病理検査といってがん細胞がないかどうかを顕微鏡で観察してもらいます。
胃がんと診断された場合には、CTやPET-CTなどでリンパ節や他の臓器に転移がないかどうかを診断して病期(ステージ)分類を行い、治療の方針を立てていきます。
胃がんは、進行すると肝臓・肺・リンパ節などに転移します。早期の段階で発見できれば、外科治療や化学療法ではなく内視鏡での治療が可能です。節目節目で検査を受けていただくことをお勧めします。
噴門部進行胃がん