胃アニサキス症(Anisakiasis)
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胃アニサキス症(Anisakiasis)
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胃アニサキス症とは:
アニサキスとは、2~3cmほどの白い糸のような寄生虫で魚介類に寄生しています。新鮮な魚介類を生で食べたり、加熱・冷凍処理が不十分な魚介類を食べた場合にアニサキスが胃の中に入り込み、アニサキスの頭が胃の壁に食い付くことで激しい痛みが生じます。
痛みが続く場合には、アニサキスを内視鏡で除去する必要があります。通常の内視鏡検査と同様に内視鏡スコープを胃の中に挿入してからアニサキスを除去します。除去の方法は、生検鉗子という道具をスコープについている鉗子口という細い穴から挿入し胃の中に生検鉗子を持っていき、この生検鉗子を使用して胃の壁に食い込んだアニサキスの頭を胃粘膜ごと掴んで取り除きます。取り除く際には痛みはでません。
サバ・アジ・イカ・カツオなどの刺身や寿司を食べた後で、胃部に激しい痛みがある場合にはアニサキス症の可能性がありますので、思い当たる方は専門外来でご相談ください。内視鏡での検査の際には静脈麻酔を使用することで、眠ったまま処置が可能ですので、ほとんど苦痛なく検査を終えることができます。