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疾患名から調べる|浦和の内視鏡・消化器内科 - 浦和消化器内視鏡クリニック

直腸粘膜脱症候群(mucosal prolapse syndrome;MPS)

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直腸粘膜脱症候群(mucosal prolapse syndrome;MPS)

直腸粘膜脱症候群(Mucosal prolapse syndrome:MPS)とは:

MPSは、直腸の肛門付近にできるもので良性の病変ですが血便の原因となることがあります。

MPSは、直腸下部(Rb)によく見られポリープ状の隆起の病変ができるものです。MPSの組織は、毛細血管や線維芽細胞・筋細胞といったものが増殖し、特徴的なポリープ状の盛り上がりとなります。

MPSには、以下のような3つのタイプに分けられます、

・隆起型

・潰瘍型

・平坦型

の3つです。MPSは、習慣的な排便時のいきみが主な原因となり、直腸の一部の粘膜が脱出していくことで生じる病変です。悪化すると血便を生ずることがあります。

MPSの治療は、まずは保存的な治療になります。トイレでの時間を少なくする、いきみの習慣をやめるなどが第一です。薬物療法としては、緩下剤などを使用することもあります。

MPSにて一番重要となるのは、直腸がんとの鑑別です。直腸がんと誤って診断されてしまい過剰な治療を行うことを避けるためには正確な診断が必要となります。そのためには、内視鏡検査で組織を正確に採取し病理診断が重要となります。