便潜血(べんせんけつ)陽性と言われたら
Search
便潜血(べんせんけつ)陽性と言われたら
Search
・便潜血陽性では精密検査が必要です!
便潜血は、便に消化管からの血液が混じっていないかどうかを確認する検査です。便潜血検査は、検診や人間ドックなどで行われています。便潜血検査は以下の2つの方法があります、
・化学法:消化管全体(口から肛門まで)の出血を検出
・免疫法:主に下部消化管(小腸・大腸)の出血を検出
現在日本の便潜血検査は免疫法が主流となっています。検査は通常2日法といって2日間に分けて行われ、1回でも陽性と診断された場合には、要精密検査となります。便潜血が陽性となった方には、大腸がんや大腸ポリープ、その他の大腸のご病気(潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患、感染性腸炎、ベーチェット病など)が隠れていることがあります。これらのご病気では初期の段階では症状が無いことがあります。基本的には大腸カメラを行い、大腸癌や大腸ポリープなどの有無を詳しく検査する必要があります。
ごくたまに1回は陰性だったから問題ないと考える方がいますが、その日の状況によっては大腸癌や大腸ポリープから出血が見られないこともあるため1回でも陽性の方は精密検査を受けて頂くことをお勧めします。
・精密検査は?
精密検査は、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)になります。便潜血検査で陽性と診断された方でお困りの際には消化器専門外来でご相談ください。当クリニックでは、便潜血陽性の場合、一度診察に来ていただき大腸内視鏡検査を予約していただくか、24時間Web予約ないし電話予約で大腸内視鏡検査を予約していただき当日に検査を行うことができます。